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推理ドラマ『 霊媒探偵 城塚翡翠 』を観ました。

相沢沙呼さんの推理小説『medium 霊媒探偵 城塚翡翠』 を原作とした映像作品です。

原作の小説は未読でしたが、題名に覚えのある作品だったのでTVで見ることにしました。

この文章を書いている時点で放送された物語は『medium』を原作とした全5話で、続編の『invert 城塚翡翠 倒叙集』も放映中です。(2022年11月27日時点。)

ドラマを見逃している人は Hulu で視聴できます。

作品のあらすじ

この物語は城塚 翡翠(じょうづか ひすい)という霊能力を持った探偵と推理小説家の香月(こうげつ)が複数の殺人事件の謎を解明する物語です。

翡翠は霊視によって犯人が視えているのですが、霊視には証拠能力が無いため香月が証拠を集めて推理小説家らしく緻密な論理で事件を解決に導きます。

全5話のなかで3つの事件が起こるのですが、個々の事件とは別に『透明な悪魔』の犯行とされる女性刺創連続殺人事件についても、香月が警察から捜査協力を受けて独自の捜査を続けています。 翡翠は自分が『透明な悪魔』の次の被害者になることを予感し、物語は展開します。

各話で起こる事件を簡単に紹介します。

第1話「Iced Coffee」
女が部屋で殺されている。遺体のそばには割れたグラスの破片が散乱している。翡翠は降霊によって「犯人は、女の人です」と告げる。
第2話「Grimoire」
心霊現象の調査で訪れた邸宅で殺人事件が発生。容疑者は3人。翡翠は”魂の匂い”から犯人を指摘する。ちなみに Grimoire (グリモワ・グリモワール)はフランス語で黒魔術の手引き書 を意味する。
第3話「Scarf」
女子高校生二人が相次いで絞殺される。犯人は被害者と同じ写真部に所属している3年生の女の子と翡翠は霊視する。
第4話「VS. Eliminator PartⅠ」
『透明な悪魔』による新たな被害者の遺体が雑木林で発見される。翡翠の霊視では何も感じ取ることができないとされたが、雑木林から意外な人物の犯行を示す証拠が発見される。第5話へ続く。
第5話「VS. Eliminator PartⅡ」
明らかになった連続殺人犯『透明な悪魔』を捕らえるための作戦が計画された。翡翠と香月は、香月の別荘で『透明な悪魔』の逮捕を待つはずが新たな展開が起こる。

感想

1話ごとでは物足りず、全5話を見て「おー、すごい。すごい」って感じです。

第1話を見たときは「霊視で犯人当てなんておもしろくないな」という感想でした。

第1話は霊媒探偵を紹介することの趣旨もあり謎解きは手垢がついた感じでしたが、次の話では目新しい謎解きに出会えるかなと期待して第2話を見ました。

ですが、やっぱり霊能力によって犯人が指摘されることに「本格ミステリと思わせつつSFかよ」と思いました。しかし、このときの謎解きが良かったのでまた次の話も見ようと思いました。

第3話ぐらいの時期だったか、テレビの宣伝で「この物語、すべてが伏線」みたいな宣伝文句が私の印象に残るようになった記憶があるのですが、この宣伝文句が無ければ続けて見ることはなかったです。

つまり「すべてが伏線」の理由が気になって全話観ることになりました。

すべて見終わって、最初の感想に戻ります。『1話ごとでは物足りず、全5話を見て「おー、すごい。すごい」って感じ』です。

伏線がきれいに回収されて気持ち良いです。

このドラマを見ようと思うのなら、全話観ることを前提に視聴してください。

おわりに

原作の小説がミステリ ランキング5冠を獲得しただけあって、謎解きに関しては一級品だと思います。 小説が読みたくなりましたね。

霊媒探偵 城塚翡翠 (2022)
満足度(最大星5つ)
Huluで『霊媒探偵 城塚翡翠』を観る

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最終更新日: 2022年12月03日(土) / カテゴリー: 推理小説・映画