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アクセス解析には準備が必要です。

準備と言ってもアクセスログを収集したり集計するための準備ではありません。 それ以前にアクセス解析にはとても大切な準備があるのです。

その準備とは、 ウェブサイトの役割や、達成したい目標を明らかにする ことです。

例えば、

  • ホームページを見た人が月に100人、お店に足を運んでくれるようにする。
  • ネット通販で月間100万円売り上げる。
  • メールマガジンの新規購読者数を週に20人増やす。

といったことです。

具体的な数値目標は実際のアクセスログを見てから決めると良いのですが、この準備を怠ると、そのうち「何のためのアクセス解析だっけ?」ということになりかねません。

サイトの役割とゴールはアクセス解析の担当者だけで決めるのではなく、企業の経営者や部門のマネージャーと必ず共有しましょう。

繰り返し言いますがウェブサイトの役割が曖昧だとアクセス解析の目的も曖昧になります。

そもそも、 アクセス解析とはウェブサイトを改善するための手段 ですから、ウェブサイトの目的が明らかでないと、アクセス解析のやり方さえつかむことができないのです。

サイトの役割とゴール

一般的なウェブサイトの役割とそのゴールはおおまかに分類すると5つになります。

自分たちがどういった種類のサイトを運営しているのかで目指すべき方向性が決まりますので、以下を参考にウェブサイトの役割をしっかり考えましょう。

サイトの役割(ビジネスの目標) ゴール
Eコマース 商品を売る。
見込み客獲得 問い合わせを得る。
情報発信 広告を見てもらう。
顧客サポート 顧客の問題を解決する。
ブランディング 認知度や満足度を高める。

Eコマース サイトの場合

インターネットで通信販売や電子書籍のダウンロード販売などのEコマースでは、製品やサービスを買ってもらうことがゴールになります。

見込み客を獲得するサイトの場合

店舗への誘導や引き合いの問い合わせを受けるなど、顧客になる見込みの高いお客をウェブサイトに集めることがゴールになります。

情報発信を中心とするサイトの場合

ニュースなど情報の発信を中心とする(コンテント パブリッシャー)サイトの場合は、広告の表示回数やクリック数がゴールになります。

顧客サポートを中心とするサイトの場合

ハウツーやヘルプ情報を中心とするサイトの場合は、顧客の悩みを解決することがサイトのゴールになります。

ブランドサイトの場合

ブランドサイト(特定の商品ブランドを扱うサイト)は、商品を知ってもらったり、関心をもってもらうこと、さらには愛着心や親近感(忠誠心)、満足度を高めることがゴールになります。

参考文献


最終更新日: 2014年08月03日(日) / カテゴリー: ウェブサイトの構築と運用