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『 ユージュアル・サスペクツ 』という映画を観ました。
この映画を選んだのは、どんでん返しのミステリとしてインターネットでの評判が良かったからです。
この映画の主要人物は容疑者のヴァーバルです。
トラックのハイジャック容疑で捕まった5人の"お決まりの(ユージュアル)容疑者(サスペクツ)"は麻薬密輸船を襲うことになるのですが、5人のうちのひとりであるヴァーバルは密輸船襲撃事件の唯一の生存者となります。 ヴァーバルは、ボートでの恐ろしい銃撃戦につながる出来事について警察に話します。 そのなかで正体不明のカイザー・ソゼと呼ばれる犯罪の首謀者が疑われます。 カイザー・ソゼとは一体何者なのか?事件はどうして起こったのか?
ヴァーバルが警察の尋問を受けて事件の経緯について語るわけですが、この語りが最大のミステリとなっている作品です。
物語の前半は退屈で中だるみしそうでしたが、徐々にキャラクターの会話は面白くなり興奮していきました。 最後の20分に驚くべきストーリーが始まり、ストーリーが完結したところでようやく理解がすすみます。 しかし!最後の5分間は、これまでに作られた映画の中で最高の瞬間の一部であり、私を驚かせた究極のプロットのひねりがありました!
この映画の素晴らしさは、探偵役があっと驚く推理で事件を解決するのではなく、 映画を観た人だけが事件の解決を知ることができる ストーリーになっている点にあります。
映像化できない推理小説があるのとは反対に、 小説にできない映像作品が この映画だと言えます。
真実という大量のレンガの壁が崩れ落ちた後、もう一度観たくなること間違いありません。 2回、3回と何度も見るたびに何か新しいものを見つけようとしてしまいます。
この映画を観たことが無い人と一緒に鑑賞して、最後に驚く様子を見るのもひとつの楽しみかもしれません。
ユージュアル・サスペクツ (1995) The Usual Suspects | |
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満足度(最大星5つ) | |
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最終更新日: 2020年05月10日(日) / カテゴリー: 推理小説・映画