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映画『 情婦 』を観ました。
この映画を選んだのは、この映画が法廷ものの作品で口コミやレビューでも評判の良い作品だったからです。 原作者がミステリー界の女王アガサ・クリスティであることも期待感を持って鑑賞したいと思いました。
この映画は、主人公である弁護士のウィルフリッド・ロバーツが法廷で殺人事件を解決する物語です。
未亡人殺しの容疑者となったレナード・ヴォールは弁護士であるウィルフリッドに弁護を依頼します。 事件は状況証拠からレナードが有罪であることに間違い無いように見えますが、依頼を引き受けたウィルフリッドはレナードの無罪を証明するために検察とせめぎ合います。
判決にはレナード容疑者の妻で、検察側の証人であるクリスチーネが重要な役割を果たしています。
そして最後に謎は解けたと思ったのですが。。。結末は公言できません!観てのお楽しみ!
わたしがこの映画を観て、いちばん心に残ったところは謎解きの展開と時折見られるユーモアです。
謎解きの内容について触れるのはネタバレになるので書きませんが、法廷劇の最後の様子はスリリングで痛快です。
作中のコメディと思わせるシーンは、殺人事件を解明する緊張感を和ませると同時に、法廷の緊張感を引き立たせる役割を果たしていると感じます。
1957年制作の映画なのでモノクロ作品ですが、モノクロだからこそ役者の演技がいちだんとよく見えるように思いました。
わたしはこの映画を観て、検察と弁護人、被疑者と証人の駆け引きがすごいと感じたのと、原作の小説も読みたいと思いました。
また、同作品のレビュー記事各所で言われていますが、作品タイトルの『情婦』というのはちょっと的はずれな邦訳だと思います。 小説作品で原題の『Witness for the Prosecution』を直訳した『検察側の証人』がしっくりくると思います。
とにかくミステリー好きの方はぜひ映画『情婦』をご覧ください。 アガサ・クリスティというのを差し引いてもおもしろいです。
情婦 (1957) WITNESS FOR THE PROSECUTION | |
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最終更新日: 2020年05月04日(月) / カテゴリー: 推理小説・映画