『 ノートパソコンの選び方 』ページでは、自分が望むノートパソコンを選ぶための見分け方について紹介しました。
この記事では反対に選んではいけない観点 でノートパソコンを買う前に知っておくべきことを紹介します。
どんなノートパソコンを買おうかと迷っている人に向けたアドバイスであり、特定の販売業者や製品を非難する意図はありません。
この記事の目次
メーカーが不明な製品
『 安心できるノートパソコンのメーカー 』のページでは、ノートパソコンを製造販売するメーカーの特徴を簡単に紹介しました。
言い換えると、ノートパソコンを選ぶときに選択肢となるメーカーの一覧です。当該ページに載っていないメーカーのノートパソコンを買ってはいけません。
現物を見れない中古品
インターネットでは安価な中古品のノートパソコンが大量に出回っていますが、 現物を触れないということは電源も入るかわかりませんし、画面が思った以上に暗くて見づらいなど不満点が多い製品を買ってしまう可能性があります。
中古品であっても、友人や知人が昨日まで使っていたような動作実績がある物なら譲り受けても良いです。
中古品が悪いのではなく、パソコンに詳しくない人が中古品に手を出すのはやめたほうが良いというアドバイスです。
価格が異常に安い
2023年6月時点の物価で、10万円未満で買える新品のノートパソコンは複数の作業をこなす性能を有していません。
もちろん10万円台で買っても良いと分類できる例外製品はあります。話をわかりやすくするために10万円を境目にしました。
5万円未満の製品は、性能的には同じ価格で買えるスマートフォンやタブレット程度です。 スマホに大きなディスプレイとキーボードが加わっただけと考えてください。
格安製品は見たことも聞いたこともないメーカーで、サポート窓口も機能していない可能性が高いです。
買ってはいけない格安製品の例: Yahooショッピング「Windowsノートのランキング」
製造メーカーや販売店の名誉のためにフォローしておきますが、格安品が粗悪品であるとは言い切れません。 筆者が考える十分な能力を持った万人に通用するノートパソコン と比べればかなり性能が劣るので使い物にならないという意味です。
新品であっても製造時期がものすごく古くて中古品と言わざるを得ないものもあります。
メインのパソコンとして Chromebook を選ばない
5万円以下の製品のなかに Chromebook があります。Chromebook は正当なパソコンなので買ってはいけないと断言しませんが「価格が異常に安い」部類に該当することが多いものです。
『 ノートパソコンの選び方 』で言及したように、Chromebook は汎用的な普段使いのパソコンとするには非推奨です。
価格が異常に高い
価格が高すぎるというのはあまり見かけませんが、他の製品とCPUやメモリが同じ性能なのに高価な場合は、ブランドを保つための価格設定になっていたり、数量限定で特別感のある受注生産品だったりします。
ケースやキーボードに耐久性の高い素材が使われていて値段が高くなっていることも考えられます。 高耐久をうたった製品は1日8時間延々とキーを打つような仕事をしないのであれば不要です。
子ども用・初心者用といった人物像を限定している製品
家電量販店で買えるような一般的なノートパソコンは誰もが自分の好きなように使えるよう作られています。
入力装置であるキーボードとタッチパッド、出力装置のディスプレイ、ソフトウェアのオペレーティングシステムは、人間の成長度合いによって製品を切り替える物ではありません。
用途を絞り込んだ製品は特注品であり、一般的なパソコンと異なる場合があるので注意してください。
同様に"入門者"や"上級者"向けの区別も無いと思ってください。
おわりに
買ってはいけない製品を見分ける自信がない場合は、『 安心できるノートパソコンのメーカー 』のページで紹介しているメーカーのなかで製品を探すようにしましょう。