重要
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本記事では ASUS のゲーミングノートパソコン ブランド ROG におけるシリーズ別の特徴を紹介します。
ROG のノートパソコンには2024年2月時点で以下の3つのシリーズがあります。
- FLOW (フロー)
- ZEPHYRUS (ゼフィルス)
- STRIX (ストリックス)
括弧()内は日本語での読み方。正式名称は英字表記。
この記事の目次
FLOW、ZEPHYRUS、 STRIX に共通すること
シリーズごとの特徴を解説するまえに、共通することを押さえておきましょう。
ROG のノートパソコンはゲーミングノートパソコンの位置づけなので、 快適なゲームプレイを約束するのは当然 です。
ゲームプレイに加えて、ROG のノートパソコンはパソコンとしての基本性能が高いことから、ゲーム以外の用途でも使えるメリットがあります。 ゲーム開発であったり、デジタルアートの制作、ライブ ストリーミング、動画編集やアニメーション制作など、 ゲーム以外の高負荷の作業もスムーズにこなします 。
反対に、ワードで文書作成だとかオンラインストアで買い物するだけとかあまり 負荷がかからない作業に ROG のノートパソコンは性能が高すぎます 。
通常のノートパソコンに比べると価格は高めです。ROG シリーズには性能の高い部品が使用されますので、 価格が20万円を超えるのが普通 です。製品選びの幅を広げたいなら予算は30万円以上を確保しましょう。
シリーズ別解説
ここからはシリーズ個別に特長や用途を解説します。
ゲームを持ち運ぶ FLOW
FLOW はモバイルゲーミングノートパソコンの位置づけであり、薄型軽量ながらパワフルで携帯性とパソコンとしての多用途性を求めるユーザーに最適です。
- 2-in-1 デバイスをラインナップ。キーボードが取り外しできる「Z」、ヒンジが360度回転する「X」 。
- CPU は Ryzen 9 または Intel Core i9 を搭載。「Z」が Intel Core、「X」が AMD Ryzen を採用。
- GPU は NVIDIA GeForce 40 シリーズ を搭載
- メモリは基本 16 GB で、最大 32GB を搭載するのは「X」のみ。
- 「Z」にはカスタムの ベイパー チャンバー を搭載し放熱効果を高めている
- 「 XG Mobile 」という 外部 GPU が接続可能
- 画面サイズは13インチのみ
- 価格は高く、2024年2月時点での購入予算は20~35万円
万能型 ZEPHYRUS
ゲームプレイのほかに、クリエイティブワークの世界まで何にでも役立つのが ZEPHYRUS です。
- ゲーミングノートパソコンによくあるごつごつした重厚感がなく、見た目がすっきり
- 薄型でスリムな筐体で、キーボードもテンキーレス
- CPU は Ryzen 7, 9 または Intel Core i7, i9 を搭載
- GPU は NVIDIA GeForce 40 シリーズ でミドルレンジからハイエンドのものまで選べる
- ディスプレイは OLED パネルやタッチスクリーン対応の製品もある
- 画面サイズは14インチから16インチが主流
- 14インチは持ち運びや移動が多いユーザーに。15インチや16インチは据え置き型での使用に最適
- 価格は高く、2024年2月時点での購入予算は25~63万円
ROG ブランドの製品選びに迷ったら ZEPHYRUS のなかで選ぶのがおすすめ。ただしキーボードにどうしてもテンキーが欲しいのであれば除外。
最強・最高のゲーム体験 STRIX
ゲーミングノートパソコンとして最高性能を求めるユーザーには STRIX です。
- ノートパソコンとして最高スペックの CPU と GPU を搭載し、コンピューティング能力の最大性能を引き出せるよう冷却効率やディスプレイなどが高い要求で設計されている。
- CPU は Ryzen 9 または Intel Core i7, i9 を搭載
- GPU は NVIDIA GeForce 40 シリーズ を搭載
- メモリも 16GB から 64GB まで十分
- ディスプレイはアスペクト比 16:10 の WQXGA (2560 x 1600) や 16:9 の WQHD (2560 x 1440) と高解像度で、240Hzの高いリフレッシュレートを備えた製品がある。
- 画面サイズは15インチから18インチ
- 価格は高く、2024年2月時点での購入予算は25~61万円
まとめ: シリーズ比較表
シリーズを価格、性能、用途で比較します。
性能と用途については私個人の経験にもとづく評価です。 この記事を書いている時点で私は自宅で Lenovo の ThinkBook 14 Gen4 AMD (※)を使用中でして、この製品スペックを中間の位置づけとして良し悪しを判断する目安にしています。 (※)比較製品が他社製ではありますが、どのメーカーであってもCPUやメモリなど同じ仕様の部品を搭載していれば性能の違いはほとんど無いので比較することができます。
価格と性能
価格と性能の評価を「低」「中」「高」の3段階に分けてます。
シリーズ | 価格 | 予算 | 性能 |
---|---|---|---|
FLOW | 高 | 20~35万円 | 高 |
ZEPHYRUS | 高 | 25~63万円 | 高 |
STRIX | 高 | 25~61万円 | 高 |
価格は2024年2月現在。
性能の「中」判定となるスペックの目安は以下の通りです。
- CPU: AMD Ryzen 5 7000シリーズ または Intel Core i5 13世代
- メモリ: 16GB
- SSD: 512GB
業務用途
ROG のノートパソコンはゲーミングノートパソコンなので業務用途として評価するのは難しいですが、性能面ではどんな場面に対応できるか参考にしてください。
業務内容の違いは、パソコンにかかる負荷の違いとして認識してください。 評価を「○=向き」「△=どちらかといえば不向き」「☓=不向き」の3段階に分けてます。
シリーズ | RAW画像・映像編集 | 科学技術計算 | ソフトウェア開発 | 2D,3Dグラフィック制作 | ライブ動画配信 |
---|---|---|---|---|---|
FLOW | ○ | ○ | ○ | ○ | △ |
ZEPHYRUS | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
STRIX | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
シリーズ | プレゼン資料作成 | データ入力 | ビデオ会議 | 写真・動画視聴 |
---|---|---|---|---|
FLOW | ○ | ○ | ○ | ○ |
ZEPHYRUS | ○ | ○ | ○ | ○ |
STRIX | ○ | ○ | ○ | ○ |
家庭向け・ゲーム用途
家庭向けの作業はどんな場面も対応できます。ゲーミングノートパソコンなのでゲームを快適にプレイできるのは当たり前です。
評価は3段階「○=向き」「△=どちらかといえば不向き」「☓=不向き」に分けてます。
シリーズ | 動画視聴 | ブラウジング | 写真加工 | 年賀状作成 | チラシ作成 |
---|---|---|---|---|---|
FLOW | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
ZEPHYRUS | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
STRIX | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
シリーズ | 家計簿 | 3Dゲーム | ビデオ通話 | ライブゲーム実況 |
---|---|---|---|---|
FLOW | ○ | ○ | ○ | △ |
ZEPHYRUS | ○ | ○ | ○ | ○ |
STRIX | ○ | ○ | ○ | ○ |
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